ポリ袋調理(パッククッキング)のやり方と注意点|鍋ひとつで、洗い物を減らす
パッククッキングは、食材を入れたポリ袋を鍋で湯せんして加熱する調理法です。農林水産省は、ガス・水道・電気などのライフラインが使えなくなっても、簡単に食事を作って食べられる方法として紹介しています。カセットこんろ、鍋、水、ポリ袋があれば始められます。
よいところ
- 素材の風味やうまみを逃がさない。
- 袋に入れるので、衛生的で持ち運びも楽。
- 袋のまま器にのせれば、鍋や食器を洗う必要が減る。
(農林水産省「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」p.8 より要約)
やり方(6 つの手順)
- 食材と調味料をポリ袋に入れ、水圧を利用して中の空気をしっかり抜く。
- 加熱するとふくらむので、袋の上の方でしっかり結ぶ。
- 熱が通りやすいように、中の食材を均一に広げる。
- 鍋で加熱する。
- 加熱した袋は、穴あきおたまやトングで取り出す。
- 袋の結び目を切り、そのまま器にのせれば出来上がり。
(同ガイド p.8 の写真の説明を、このサイトで要約)
失敗しないための注意点
| 注意点 | 出典 |
|---|---|
| 湯せん対応と書かれた、高密度ポリエチレン製の袋を使う | 農林水産省 |
| 1 袋の量は 1〜2 人分にする | 農林水産省 |
| 袋が破れないよう、鍋の底に耐熱性の皿や布巾を敷く | 農林水産省(神奈川県も同じ) |
| 食品の量に対して、余裕のある大きさの鍋を使う | 農林水産省 |
| 出し入れのときは、やけどに注意する | 農林水産省 |
| 袋の結び目が鍋の外に出ないようにする | 神奈川県 |
| 油分の多い食品は、袋が破れる原因にもなるので向かない | 神奈川県 |
袋の選び方
農林水産省のガイドは、備えておく食品用ポリ袋を「耐熱温度 130℃ 以上のもの、湯せん対応のもの」としています。神奈川県のリーフレットも、高密度ポリエチレン製・耐熱温度 130℃ 以上を挙げています。実際に使う袋は、包装に書かれた材質・耐熱温度・用途の表示を必ず確かめてください。
まずは一度、ふだんに試す
ここからはこのサイトからの提案です。ご飯(米と水を袋に入れる)や、じゃがいも・かぼちゃの煮物など、火の通りが分かりやすいものから試すと、加熱の時間の感覚がつかめます。キャンプで試しておけば、停電の日にも迷わずに作れます。煮炊きの熱源の量は、家族の備蓄量の計算でカセットボンベの本数の目安を出せます。
ふだんは
キャンプやふだんの台所で、ポリ袋調理を一度やってみます。鍋ひとつで複数の料理が同時にでき、洗い物も減ります。
もしもの時は
断水やガスの停止の中でも、カセットこんろと鍋と水があれば、温かい食事を作れます。
出典と調べた日
- 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」(8)あると便利な備品類 (2026-10-31 に確認)
- 農林水産省「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」p.8(PDF) (2026-10-31 に確認)
- 同 p.4(PDF) (2026-10-31 に確認)
- 神奈川県 平塚保健福祉事務所「パッククッキング」リーフレット(PDF) (2026-10-31 に確認)