停電したときの冷蔵庫・冷凍庫の食品|何時間もつか、何を捨てるか
台風や地震で停電したとき、冷蔵庫の中の食品はいつまで安全でしょうか。農林水産省の目安を中心にまとめます。
どれくらいもつか(農林水産省の目安)
| 場所 | 低温が保てる時間の目安(扉を開けない場合) |
|---|---|
| 冷蔵庫 | 約 4 時間 |
| 冷凍庫 | 約 1〜2 日間 |
あくまで目安で、気温や中の食品の量によって変わります。
停電中と停電の後にすること
- 電気が戻るまで、冷蔵庫の開け閉めは最小限にする。
- 傷みやすい肉・魚・惣菜などは、上の目安の時間を超えたら捨てる。
- 完全に溶けた冷凍食品を、もう一度凍らせるのは避ける。
- 要冷蔵・要冷凍の食品で、保存の温度が適切に保てなかったものは、食べずに処分する。
ふだんの温度の目安
厚生労働省は、ふだんの冷蔵庫は 10℃ 以下、冷凍庫は −15℃ 以下を保つことを目安とし、冷蔵庫や冷凍庫に詰めすぎず 7 割程度にするよう勧めています。
米国の目安との違い
米国の FoodSafety.gov は、冷蔵庫は停電中に最大 4 時間ほど食品を安全に保つとしていて、日本の目安と同じです。冷凍庫は、満杯なら約 48 時間、半分なら約 24 時間(扉を閉めたまま)としています。日本の「約 1〜2 日間」と同じくらいの幅で、中身が多いほど長くもつことが分かります。なお FoodSafety.gov は、氷の結晶が残っているか 4℃ 以下なら再冷凍できる(品質は落ちる)としていて、「完全に溶けたものは再冷凍を避ける」とする日本の目安とは表現が違います。このサイトでは、より慎重な日本の目安に従うことをお勧めします。
ふだんからできる備え
ここからはこのサイトからの提案です。冷凍庫に保冷剤や凍らせたペットボトルの水を入れておくと、停電のときに冷蔵庫へ移して温度を保つのに使え、溶けたら飲み水にもなります。停電が長引きそうなときは、冷凍庫・冷蔵庫の中身から先に食べ、常温で保存できる食品(ローリングストック)は後に回します。
ふだんは
冷蔵庫と冷凍庫に何がどれだけ入っているかを、ふだんから把握しておきます。キャンプのクーラーボックスで、保冷の時間の感覚もつかめます。
もしもの時は
停電したら扉を開ける回数を減らし、時間の目安を超えた傷みやすい食品は迷わず処分できます。
出典と調べた日
- 農林水産省「停電や断水、大雨による浸水に遭われた地域の皆様へ~食中毒に注意しましょう~」(令和8年9月8日) (2026-10-31 に確認)
- 厚生労働省「家庭での食中毒予防」 (2026-10-31 に確認)
- FoodSafety.gov「Food Safety During Power Outage」(米国) (2026-10-31 に確認)