防災に活かせるスポーツと運動|体操・歩く・地図を読む・浮く・運ぶ

スポーツや運動の多くは、防災のどこかの場面に活かせます。ここでは「防災のどの場面に活きるか」で分けて、国・自治体・団体の資料にある実例を一覧にしました。資料が防災と結び付けていないものは、「このサイトの考え」と書き分けています。

一覧

運動・スポーツ活きる場面資料にある実例
ラジオ体操・座ってできる体操避難生活で動けなくなるのを防ぐ。人と交流する避難所では決まった時間のラジオ体操などが広く行われる。熊本地震では体操で参加者どうしのコミュニケーションも活発になった(笹川スポーツ財団)。内閣府のチェックリストに「生活不活発病対策として体操等を実施する」
歩く(ウォーキング)避難所まで、職場から家まで歩く一度、職場から自宅まで歩いて帰る訓練をする(練馬区)。持ち出し袋を背負って避難所まで歩けるか確かめる(石川県)
運ぶ(背負う・担ぐ)持ち出し袋、給水所の水、けが人を運ぶ持ち出し袋を背負って歩けるか確かめる(石川県)。スポーツ庁の PLAY BOSAI に、荷物を背負って安全に移動する種目がある
ロゲイニング・ウォークラリー地図を読み、避難場所や避難経路を知る逃げ地図を持って、2 時間で津波避難タワーや避難ビルを巡り得点を競う「逃げロゲ!」(静岡県焼津市、2018 年)。防災関連施設を歩いて回る「SDGs・防災ウォークラリー」(岡山市)
着衣泳(浮いて待て)水に落ちたときに浮いて助けを待つ着衣のまま水に落ちたらを参照
モルック年齢を問わず交流し、体を動かす能登半島地震の被災地での交流大会、仮設住宅のサロン(モルックを参照)
防災キャンプ避難所に泊まる経験と、体を動かす防災の学び宝塚市のモデルプランに、サバイバル運動会・バケツリレー・ロープワーク・AED 体験と、起床後の体操
防災運動会・PLAY BOSAI運ぶ・かがむ・走る・判断するを、競技で体験する防災スポーツ・防災運動会を参照

避難所の体操:無理強いしない

厚生労働省は、避難所の生活では体を動かす機会が減り、特に高齢者は筋力が落ちたり関節が固くなったりして、だんだん「動けなく」なることがあるとしています。そのうえで、子どもの日常を支える取り組みの例にラジオ体操を挙げています。

笹川スポーツ財団の寄稿は、運動の呼びかけについて次の点を挙げています。

  • 全員参加の強制と受け取られないよう注意を払い、「できる人、その気のある人」への呼びかけにする。
  • 椅子を並べて座ったままできる体操を取り入れる。
  • 午前中と夕方の 2 回くらいを目安に進める。
  • 特定の教室を運動のための場として確保する。

地図を読んで歩く:防災ロゲイニング

ロゲイニングは、地図を見ながら制限時間内にチェックポイントを回り、得点を競う野外スポーツです(このサイトの説明)。内閣府の防災ポータル「TEAM防災ジャパン」は、自分たちで考えた逃げ地図を持って外に出て、2 時間の制限時間で津波避難タワーや津波避難ビルを巡る「逃げロゲ!」を紹介しています。遊びながら、避難場所の場所と、そこまでの道と時間を体で覚えられます。

資料が見つからなかったもの

ボッチャ、カローリング、オリエンテーリング、ノルディックウォーキング、ボルダリングについて、防災や避難と結び付けた公的な資料や競技団体の資料は、このサイトの調べでは見つかりませんでした(見つからないことは、関係がないことの証明ではありません)。体力づくりや交流としての価値はあるので、ふだんの運動として楽しむのはおすすめです(このサイトの考え)。

このサイトの関連する記事

ふだんは

ふだんの運動を「何に活きるか」で選び、歩く・運ぶ・浮くなどを遊びの中で練習します。

もしもの時は

避難や避難生活で、体を動かすこと・人とつながることを、慣れた運動から始められます。

出典と調べた日

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