災害時のトイレの備え|携帯トイレは「5〜6回×人数×7日分」

食べ物や水は用意していても、トイレの備えは後回しになりがちです。地震で水道が止まったり、下水管が壊れたりすると、家の水洗トイレはそのままでは使えなくなります。首相官邸も、家に備えるものとして携帯トイレ・簡易トイレを挙げ、飲み水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要だとしています。

どれだけ備えるか

資料目安
政府広報オンライン(家庭向け)携帯トイレ(保管用の密閉袋・ポリ袋)は5〜6 回 × 人数 × 7 日分。トイレットペーパーも同じ考え方で、家族 4 人で 8 ロール(30m タイプ)程度
内閣府のガイドライン(避難所向け)平均的な排泄の回数は1 日 5 回、量は約 200〜300ml と言われている。携帯トイレの備蓄は、まずは 3 日分を目標に

たとえば 4 人家族で 1 日 5 回 × 7 日なら 140 回分、6 回で数えれば 168 回分になります(このサイトの計算)。

避難所のトイレの数

内閣府のガイドラインは、国際的な「スフィア基準」に沿って、災害の発生当初は避難者 50 人に 1 基、避難が長引く場合は 20 人に 1 基、女性用と男性用の比率は 3 対 1 を目安としています。過去の新潟県中越地震では、100 人に 1 基では足りないという苦情が多くありました。国や県からの支援も、交通の事情で遅れることがあるため、ガイドラインは自分や地域での備蓄もあわせて行うよう求めています。

家のトイレで携帯トイレを使う手順

ここからは、市販の携帯トイレを家の便器で使う場合の一般的な手順です。製品ごとの説明書に従ってください。

  1. 水が流せないときは、便器の水を流さず、レバーを使わないようにする。トイレを流してよいかは、自治体や建物の管理者の情報も確かめる。
  2. 便座を上げ、大きめのポリ袋を便器にかぶせてから便座を下ろす(便器を汚さないため)。
  3. その上に携帯トイレの袋をかぶせ、用を足す。
  4. 凝固剤を入れて固め、空気を抜いて口をしっかり縛る。
  5. においの漏れにくい袋やふた付きの容器に入れて保管し、自治体の指示に従って捨てる。

キャンプで練習しておく

携帯トイレは、登山やキャンプでも使われる道具です。一度使っておくと、袋のかぶせ方、凝固剤の量、においを抑える閉じ方が分かり、いざというときに家族に教えられます。トイレを我慢して水分を控えると、体調を崩したり、エコノミークラス症候群の原因にもなります。安心して水を飲めるように、トイレを備えておきましょう。

ふだんは

キャンプや登山で携帯トイレを一度使ってみると、使い方や、においを抑える袋の閉じ方が分かります。

もしもの時は

断水しても、家族全員が1週間、家のトイレの便器と携帯トイレで用を足せます。

出典と調べた日

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