車中泊と避難生活のエコノミークラス症候群を防ぐ|厚生労働省の6つのポイント

地震のあと、余震が怖くて車の中で寝泊まりする人は少なくありません。車中泊のキャンプも人気です。そこで気をつけたいのが「エコノミークラス症候群」(深部静脈血栓症・肺塞栓症)です。

なぜ起こるか

厚生労働省によると、食事や水分を十分にとらない状態で、車などの狭い座席に長い時間座って足を動かさないと、血の流れが悪くなり、血液が固まりやすくなります。その血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを引き起こすおそれがあります。内閣府のガイドラインも、狭い避難所での寝泊まりが続くことやストレスなどで起こる可能性があるとしています。

予防の 6 つのポイント(厚生労働省)

  1. ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う。
  2. 十分にこまめに水分をとる。
  3. アルコールを控える。できれば禁煙する。
  4. ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない。
  5. かかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎをもんだりする。
  6. 眠るときは足を上げる。

厚生労働省の Q&A は、より具体的に、1 時間に 1 度はかかとの上下運動を 20〜30 回程度する、3〜5 分程度歩く、足や足の指をこまめに動かす、ことを挙げています。内閣府のガイドラインは、避難所での弾性ストッキングの導入にも触れています。

こんな症状が出たら

厚生労働省は、歩くときの息切れ、胸の痛み、一時的に気を失う、片側の足のむくみや痛みなどが出たら、早急に医療機関を受診するよう呼びかけています。避難しているときに長い間座ったままや横になったままでいる人、車の中で泊まっている人、とくに高齢の人は注意が必要です。

車中泊をするときの工夫

ここからはこのサイトからの提案です。

  • 座ったまま眠らず、シートを倒すか荷室を使って、足を伸ばして横になれる寝床を作る。足の下にクッションなどを入れて少し高くする。
  • トイレを気にして水を控えないように、携帯トイレを備えておく。
  • 車の中でこんろやストーブなどの燃焼器具を使わない。理由は一酸化炭素中毒を防ぐをご覧ください。
  • キャンプで車中泊を一度試し、寝床の作り方や、夜の冷え込みを体で知っておく。

ふだんは

車中泊のキャンプや長距離のドライブでは、1時間に1度は車を降りて歩き、こまめに水を飲みます。足を伸ばして眠れる寝床の作り方も、ふだんから試しておきます。

もしもの時は

避難生活で車や避難所に長くいるときも、足を動かし、水分をとり、足を上げて眠ることで血栓を防げます。

出典と調べた日

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