住まいの防犯|侵入の多くは「無締り」と「ガラス破り」、5分で約7割があきらめる
防犯も、身を守る「備え」のひとつです。警察庁の「住まいる防犯 110 番」によると、住宅を対象とした侵入窃盗は、令和 7 年に全国で1 万 7,152 件。1 日あたり約 47 件もの住宅が被害に遭っている計算になります。
どこから、どうやって入られるか
警察庁の令和 7 年の統計では、侵入の手口の上位は次のとおりです。
| 住まい | 1 位 | 2 位 | 3 位 |
|---|---|---|---|
| 一戸建住宅 | ガラス破り | 無締り | 合かぎ |
| 共同住宅(3 階建以下) | 無締り | ガラス破り | 合かぎ |
| 共同住宅(4 階建以上) | 無締り | 合かぎ | ガラス破り |
警察庁は、どの形の住宅でも無締り(鍵のかけ忘れ)での被害が多く、どんなに強固な防犯対策をとっても、無締りでは意味がないとしています。侵入口は、どの形の住宅でも窓と表出入口が非常に多い傾向です。
「5 分」が分かれ目
警察庁は、侵入に手間取り、5 分かかると侵入者の約 7 割はあきらめ、10 分以上かかるとほとんどがあきらめるといわれる、と紹介しています。もとになった資料では、侵入をあきらめる時間を「2 分」と答えた元泥棒が約 17%、「2 分を超えて 5 分以内」が約 51% でした。建物の部品が 5 分耐えられれば、約 7 割の泥棒があきらめるという考え方です。また、侵入犯罪者の約 6 割が「声をかけられたので犯行をあきらめた」と答えています。
手口ごとの対策(警察庁)
| 手口 | 対策 |
|---|---|
| 無締り | 出入口や窓に、日ごろから確実に鍵をかける習慣をつける |
| ガラス破り | 不在にするときは雨戸などを閉める。補助錠を付ける。防犯フィルムを貼る。防犯ガラスや面格子、窓シャッターを付ける |
| ドア錠破り・戸外し | 補助錠を付ける(ワンドア・ツーロック)。ドア枠にガードプレートを付ける |
| 合かぎ | ドアの鍵は持ち歩き、郵便受けなど玄関の近くに置かない。合かぎは必要最低限の本数に |
警察庁は、防犯性能の高い建物部品(CP 部品)の活用も勧めています。
家を空けるとき
ここからはこのサイトからの提案です。キャンプや旅行で家を空けるときは、SNS にリアルタイムで「留守」を知らせる投稿をしない、郵便や新聞を止める、近所の人に一声かけておく、などの工夫も役立ちます。災害で避難するときも、できる範囲で戸締まりをしてから家を出ましょう。
ふだんは
ちょっとした外出やごみ出しのときも、玄関と窓に鍵をかける習慣をつけます。キャンプや旅行で家を空けるときは、雨戸や補助錠も使います。
もしもの時は
災害で家を離れて避難するときも、戸締まりの習慣が、空き家を狙う侵入から家を守ります。
出典と調べた日
- 警察庁「住まいる防犯110番」(住宅を対象とした侵入窃盗の現状) (2026-10-31 に確認)
- 警察庁「住まいる防犯110番」(侵入手口) (2026-10-31 に確認)
- 警察庁「住まいる防犯110番」(5分が分かれ目) (2026-10-31 に確認)
- 警察庁「住まいる防犯110番」(侵入をあきらめる時間) (2026-10-31 に確認)
- 警察庁「住まいる防犯110番」(声かけ) (2026-10-31 に確認)