非常食の種類と選び方|そのまま・水で戻す・加熱が要るで分ける、当日は水1L+調理不要3食(農林水産省の食品ストックガイド)

非常食を選ぶとき、迷うのは「何を、どれだけ」です。農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」は、最低 3 日分〜1 週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいとし、地域の状況によっては 2 週間分など多めに備えることも大切だとしています。災害支援の物資が 3 日以上届かないこともあるからです。この記事では、このガイドから、備蓄する食品の種類と、使える条件(水・お湯・熱源)の整理をまとめます。商品の比較はしません。

「非常食」と「日常食品」

ガイドは、備蓄する食品を大きく「非常食」と「日常食品」の 2 種類に分けています。非常食は長く保存できるもの、日常食品はふだん食べている食品で、使いながら買い足します(「ローリングストックの始め方」)。

使える条件で分ける

条件例ガイドの説明・注意
そのまま食べられる缶詰、レトルト食品の一部、栄養補助食品、菓子缶詰は長期保存ができ、手軽にたんぱく質をとれる
水かお湯で戻すアルファ化米お湯で約 15 分、水で約 60 分
加熱が要る米、乾麺、レトルト食品カセットボンベは 1 人 1 週間あたり約 6 本の備蓄が必要(使用期限はボンベ約 7 年、コンロ約 10 年)
日持ちする生鮮じゃがいも、たまねぎ、かぼちゃ日持ちする野菜を備えておく

ガイドは、非常食を食べるには飲料水が欠かせないとしています。水は大人 2 人の 1 週間分で、2L×6 本入りが 4 箱などが目安です。保存水の賞味期限は 5〜10 年で、水道水は塩素の消毒効果で 3 日程度は飲み水として使えます。

災害の直後に起きやすいこと

ガイドは、災害の直後は炭水化物ばかりになりがちだと注意しています。缶詰などのたんぱく質と、日持ちする野菜や果物を組み合わせます(「災害時の栄養」)。

発災の当日と、持ち出し

  • ガイドは、当日の目安として「水 1 リットル+調理不要な非常食 3 食」を挙げています。
  • 避難のときに持ち出せるよう、1 日分程度の非常食を非常用持ち出し袋などに入れておくとよいとしています。
  • ふだんから試食して、好みの味を備えておくよう勧めています。
  • 災害のときは、まず冷蔵庫にある食品から食べます(「停電したときの冷蔵庫・冷凍庫の食品」)。

配慮が必要な家族

農林水産省は、乳幼児・高齢者・慢性疾患・食物アレルギーのある人などに向けた「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」(令和 8 年 9 月)も公開しています。詳しくは「配慮が必要な家族の食の備え」へ。

選び方のこつ(このサイトからの提案)

ふだんは

非常食を一度、家族で試食してみましょう。好きな味を選んで備えると、続けやすくなります。

もしもの時は

災害のときは、まず冷蔵庫の食品から食べ、非常食はあとに回します。

出典と調べた日

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