キャンプインストラクターの資格を取ってみませんか|キャンプに詳しくなくても、講習で基礎から学べる(日本キャンプ協会の公認資格)

「キャンプインストラクター」と聞くと、キャンプに詳しい人や、もう人に教えられる人が取る資格だと思うかもしれません。でも実際は、キャンプの基礎から学び始めるための資格です。講習会では、キャンプの意義や安全について学び、実際にキャンプの活動を体験しながら、プログラムの指導のしかたを身につけます。キャンプが得意でなくても、まだ教えた経験がなくても、学びたい気持ちがあれば大丈夫です。

キャンプインストラクターとは

キャンプインストラクターは、日本キャンプ協会の公認資格です。日本キャンプ協会は、キャンパー個人やグループに対して、キャンプのプログラムなどの指導を行う役割を担うことができる指導者として認められる資格だと説明しています。認定は 18 歳以上です。

講習で学ぶこと

日本キャンプ協会のカリキュラムは、理論と実技を合わせて 20 時間です。

区分時間内容
理論10 時間キャンプの特性、キャンプの対象、キャンプの指導、キャンプの安全
実技:さまざまなアクティビティ5 時間野外ゲーム、キャンプソング、ハイキング、キャンプクラフト、自然観察、イニシアティブゲーム、オリエンテーリング、ウォークラリー、キャンプファイアー、ナイトプログラムなどのうち、いくつか
実技:キャンプの生活技術4 時間テント設営、野外炊事、道具の使い方、ロープワーク、天気予報・観天望気などのうち、いくつか
実技:キャンプの安全1 時間キャンプの安全

ふつうのレジャーのキャンプとは違う、目的を持って集団で行う「組織キャンプ」の考え方を、体験しながら学べるのが特徴です(第 1 章)。

こんな場面で役に立ちます(このサイトの考え)

講習で学ぶのは、キャンプ場だけで使う知識ではありません。人が集まって外で活動する、さまざまな場面に生きてきます。

  • 林間学校や修学旅行、遠足の引率
  • 子ども会やボーイスカウトなど、子どもの野外活動の手伝い
  • 地域や職場のボランティア活動、イベントの運営
  • 高齢の方の集まりや、地域の防災訓練、防災キャンプ
  • 家族や仲間とのキャンプを、もっと安全に楽しむ

安全の考え方、参加者一人ひとりを理解すること、グループへの関わり方、伝え方は、どれも「集団で行動する場面」に共通する力です。

受講する人はさまざま

運営者が講習の場で見聞きしてきた範囲では、受講する人の顔ぶれはとても幅広く、キャンプが好きな人、子どもたちを指導する立場の人、高齢の方の集まりをまとめる立場の人、ボランティア活動をしている人、防災に関心がある人などが、それぞれの目的で参加しています。キャンプに詳しい人ばかりが集まる場ではありません。

難しくはありません

「インストラクター」という名前から、試験が難しいのではと心配する人もいます。日本キャンプ協会の決まりでは、試験は講習のすべての講義と実習を終えたあとに行う 60 分の筆記試験で、範囲はテキスト『キャンプ指導者入門 第 5 版』です。6 割以上(50 点中 30 点以上)で合格です。講習で学んだことを確かめる試験だと言えます。

近年は、毎年 1,000 人前後から 1,400 人ほどが新たにキャンプインストラクターに認定されています(2023 年度 1,436 人、2024 年度 1,384 人、2025 年度 957 人)。キャンプインストラクター養成講習会の事前課題やカリキュラムなどに真面目に取り組んでいれば、まず合格できる内容です(このサイトの考え)。講習を受けること自体が、いちばんの学びの機会です。

資格の取り方

  1. 講習会を探す:全国の都道府県キャンプ協会、大学、専門学校、キャンプ団体などの課程認定団体が、授業や講習会を開いています。日本キャンプ協会の「キャンプインストラクター養成講習会情報」に、各地の予定がまとまっています。週末の 2〜3 日で受けられるもの、何日かに分けたもの、一部をオンラインで受けられるものもあります。
  2. 講習会を受ける:理論と実技を学びます。
  3. 試験に合格し、登録する:登録の手続きを終えると、キャンプインストラクターになれます。

かかる費用(日本キャンプ協会)

  • 講習会の受講料:主催する団体ごとに違います。
  • テキスト『キャンプ指導者入門 第 5 版』:税込み 2,200 円
  • 登録の諸経費:15,300 円(受験料・公認料・登録料・入会金・年度会費・事務手数料)
  • 資格を続けるには、毎年度の更新(年度会費と更新料)が必要です。

金額は変わることがあるので、申し込む前に日本キャンプ協会と講習会の案内で確かめてください。

この講座と一緒に

このサイトの講座「キャンプ指導の基礎」は、資格講習の公式の教材ではありませんが、キャンプインストラクターの基礎知識にもなる内容です。まずは「力だめし」で、今の自分の知識を確かめてみてください。

キャンプの知識は、本を読むだけでなく、仲間と一緒に体を動かすことで身につきます。少しでも気になったら、近くの講習会を探してみてください。

日本キャンプ協会の講習会情報を見る

ふだんは

近くの都道府県で、キャンプインストラクターの講習会がいつ開かれるか、日本キャンプ協会の講習会情報で見てみましょう。

もしもの時は

集団で行動するときの安全の考え方は、災害のときの避難や避難所の運営にも生きてきます。

出典と調べた日

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