冬支度と雪国の備蓄|閉じ込められる前提で3日分から1週間分、電気のいらない暖房、給排気口の除雪(首相官邸・北海道・札幌市)

雪の災害は、地震と違って、数日前から予報が出ることが多い災害です。一方で、家は無事でも外に出られず、停電や物流の停止が何日も続くことがあります。国土交通省の資料によると、2018 年 2 月には国道 8 号で最大約 1,500 台、2020 年 12 月の関越道では約 2,100 台、2021 年 1 月の北陸道では約 1,600 台の車が動けなくなりました。この記事では、首相官邸・北海道・札幌市などの資料から、冬が来る前の支度と、雪で閉じ込められる前提の備蓄をまとめます。

備蓄は 3 日分から、できれば 1 週間分

首相官邸は、飲料水は 3 日分(1 人 1 日 3 リットルが目安)とし、大規模な災害のときは 1 週間分の備蓄が望ましいとしています。北海道は、外出できない場合に備えて食糧や飲み水を備蓄しておくよう呼びかけています。雪国では、予報を見て買い足す分と、ふだんから置いておく分を分けて考えると準備しやすくなります(このサイトの考え)。

冬になる前に(このサイトからの提案)

時期すること
10 月暖房器具を試運転する。古い灯油は使わない(「ストーブ・暖房器具の火災を防ぐ」)。冬用タイヤの準備(「冬道の運転」)
11 月水道管と給湯器の凍結対策(「水道管の凍結を防ぐ」「冬の家の備え」)。車に冬の装備を積む
12〜2 月灯油と食料を切らさない。大雪の予報が出たら買い足す(「大雪の情報の読み方」)

停電と大雪が重なったら

  • 北海道は、停電に備えて懐中電灯、携帯ラジオ、電気を使わない暖房器具(携帯ストーブなど)を準備するよう呼びかけています。
  • 札幌市は、寒さ対策の備えに、湯たんぽ、使い捨てカイロ、電源のいらないポータブルストーブを挙げています。冬に停電すると、室内でも低体温症の危険が高まり、体温を保つことが命を守る最優先の対策だとしています(「冬の地震・停電と寒さに備える」)。
  • 札幌市は、「モバイルバッテリーは持っているけれど、充電していなかった」が一番のリスクだと注意しています。

雪で給排気口がふさがる

札幌市は、一酸化炭素中毒を防ぐため、ストーブやボイラーの給排気筒が雪でふさがらないよう気をつけるよう呼びかけています。北海道も、FF 式暖房機の給排気口の周りが除雪されているか確かめるよう求めています。大雪の朝は、玄関より先に給排気口を見ます(このサイトからの提案)。

雪の事故の多くは除雪中

首相官邸によると、令和 7 年度中の雪による人的被害の約 8 割は、雪下ろしなどの除雪中の事故でした(交通事故と転倒は除く)。雪下ろしは「雪下ろし・除雪の事故を防ぐ」へ。

家に置いておくもの(このサイトからの提案)

  • 水と食料(3 日分〜1 週間分)、カセットこんろとボンベ
  • 電気を使わない暖房器具、湯たんぽ、カイロ、毛布
  • 懐中電灯、電池、携帯ラジオ、充電したモバイルバッテリー
  • スコップ(玄関の内側に。外に置くと雪に埋もれます)
  • 常備薬、現金

ふだんは

冬になる前に、電気を使わない暖房器具と、充電したモバイルバッテリーを用意しておきましょう。

もしもの時は

大雪の朝は、玄関より先にストーブやボイラーの給排気口が雪でふさがっていないか確かめます。

出典と調べた日

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