川遊びの水難を防ぐ|晴れていても上流の雨で増水する

キャンプ場の多くは川のそばにあります。川は楽しい場所ですが、毎年多くの人が水の事故に遭っています。

数字で見る水難(警察庁・令和7年)

項目数
発生件数1,426 件(前年より 109 件少ない)
水難者1,599 人
うち死者・行方不明者760 人
死者・行方不明者の場所(多い順)海 352 人(46.3%)、河川 282 人(37.1%)
死者・行方不明者の行為(多い順)魚とり・釣り 168 人(22.1%)、水遊び 53 人(7.0%)
中学生以下の死者・行方不明者27 人。場所は海と河川が 12 人ずつ、行為は水遊びが最も多く 11 人(40.7%)

大人は釣りの最中、子どもは水遊びの最中の事故が目立ちます。

晴れていても増水する

国土交通省中部地方整備局は、川では上流で降った雨が急な水位の上昇をまねくことがあるため、遊んでいる場所の天候や雨量だけでは判断できないとしています。上流にダムがある川では、天候に関係なく放流されることもあります。急な増水のときには、中州に取り残される危険があります。

国土交通省の「ミズベアソビガイド」も、今いる場所が晴れていても、上流で雨が降れば、やがてその水は下流にやってきて水が増えると説明しています。警察庁は、天候が悪いときや上流で雨が降っているときなど、増水のおそれが高いときは、釣りや水泳、中洲や河原でのバーベキューなどをしないよう呼びかけています。

国土交通省は、地域の雨量、川の水位、ダムの放流の情報を「川の防災情報」で提供しています。出かける前と、遊んでいる間にも確かめましょう。

ライフジャケットを着る

河川財団は、川での水難事故のほとんどはライフジャケットさえ着けていれば防げた可能性があるとして、ライフジャケットを「川のシートベルト」と呼んでいます。川に入らなくても、足を滑らせて落ちることもあります。

  • 流れがある、深みがある、増水するおそれがある、のどれか1つでもあれば、ライフジャケットを着ると溺れる危険度を大きく下げられる(ミズベアソビガイド)。
  • 釣りやボートで水辺に行くときは、体に合ったものを選び、正しく着る(警察庁)。
  • 子どもだけで水遊びをさせず、幼児や泳げない子どもには必ずライフジャケットを着せる(警察庁)。

キャンプ場で(このサイトからの提案)

  • 川沿いのサイトを選ぶときは、増水したときにどこへ逃げるかを着いたときに確かめる。
  • 中洲にテントを張らない。
  • 夜に雨が強くなったら、明るいうちに高い場所へ移ることを考える。
  • 水の濁り、流木やごみが流れてくる、水位が上がるなどの変化に気づいたら、すぐ川から離れる。

雷が鳴ったときの動き方は雷から身を守る、大雨の前の備えは台風・大雨が近づく前にをご覧ください。

ふだんは

川遊びの前には、現地だけでなく上流の天気と「川の防災情報」を確かめ、ライフジャケットを着ます。

もしもの時は

大雨のあとや増水のときに、川や中洲に近づかない判断ができます。

出典と調べた日

誤りを見つけたら、お問い合わせの種類「記事の誤りの連絡」でお知らせください。確かめて直し、更新履歴に記録します。