熱中症警戒アラートと暑さ指数(WBGT)の読み方|野外で過ごす日の判断に
夏の野外活動では、気温だけでなく「暑さ指数(WBGT)」を見ると、熱中症の危険を判断しやすくなります。環境省の熱中症予防情報サイトの説明から、数字の読み方と、アラートが出たときの行動をまとめます。
暑さ指数(WBGT)の目安
環境省のサイトは、日本生気象学会の「日常生活における熱中症予防指針」の目安を載せています。
| 暑さ指数(WBGT) | 目安 |
|---|---|
| 31 以上 | 危険 |
| 28 以上 31 未満 | 厳重警戒 |
| 25 以上 28 未満 | 警戒 |
| 25 未満 | 注意 |
2 つのアラートの違い
| アラート | 発表の条件 |
|---|---|
| 熱中症警戒アラート | 府県予報区などの中で、いずれかの地点の翌日・当日の日最高暑さ指数が 33(予測)に達する場合 |
| 熱中症特別警戒アラート | 都道府県内のすべての地点で、翌日の日最高暑さ指数が 35(予測)に達する場合など |
アラートの「33」「35」は、上の目安の表(31 以上で危険)よりさらに高い値です。アラートが出ていない日でも、目安の表で「危険」「厳重警戒」なら十分な注意が要ります。
アラートが出たときの行動(環境省)
- 屋内ではエアコンなどを適切に使い、涼しい環境で過ごす。
- こまめな休憩と、水分・塩分の補給。
- 身近な場所の暑さ指数を確かめ、涼しい環境以外では、原則として運動は行わない。
- 熱中症になりやすい人は特に予防の行動をとり、周りの人も見守りや声かけをする。
特別警戒アラートのときは、学校の校長や経営者、イベントの主催者などの管理者が、全員が対策を徹底できているかを確かめ、できていなければ運動・外出・イベントなどの中止や延期を判断するよう求められています。市町村が指定している「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」も開放されます。
発表される時期
令和 8 年度(2026 年度)の熱中症警戒アラートの発表は、10 月 21 日 5 時で終わりました。環境省は、次年度の情報提供を 4 月下旬に始める予定としています。
だれが特に気をつけるか
厚生労働省によると、熱中症の患者のおよそ半数は 65 歳以上の高齢者です。こどもは体温を調節する力が十分に発達していないので、周りの大人が気を配る必要があります。のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を補給しましょう。
運動するときの細かい目安は、暑い日の運動の目安にまとめています。
ふだんは
夏のキャンプや野外活動の前日は、行き先の暑さ指数と熱中症警戒アラートを確かめ、日陰・水・休憩の計画を立てます。
もしもの時は
停電でエアコンが使えない暑い日も、暑さ指数を目安に、体を冷やす・水分と塩分をとる・涼しい場所へ移る判断ができます。
出典と調べた日
- 環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症警戒情報とは」 (2026-10-31 に確認)
- 環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症特別警戒情報とは」 (2026-10-31 に確認)
- 環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症警戒アラート」 (2026-10-31 に確認)
- 厚生労働省「熱中症を防ぎましょう」 (2026-10-31 に確認)