防災館・防災体験施設で、地震・煙・消火を体験する|東京消防庁の3館は無料、阿倍野の震度7体験は令和9年3月まで休止

地震の揺れ、煙の中の避難、消火器、応急手当。こうした体験を、無料または安い料金で、家族や子どもと一緒にできる施設が全国にあります。読むだけでは身につかないことを、一度体で覚えておくと、いざというときに体が動きます。この記事では、主な防災体験施設を、各施設の公式の案内から紹介します。開館日・予約・体験の内容は変わることがあるので、行く前に必ず公式のページで確かめてください(2026 年 11 月 6 日に確かめた内容です)。

東京消防庁の防災館(東京都)

東京消防庁は、本所・池袋・立川の 3 つの防災館を運営しています。どれも入館料は無料で、地震・煙・消火・応急手当などを体験できます。休館日と予約の扱いが館ごとに違うので注意します。

施設体験の例休館日(祝日の扱いなどは公式で確認)予約
本所防災館(墨田区)地震、都市型水害、煙、消火、応急手当、暴風雨、浸水、救出救助、VR など毎週水曜日・第 3 木曜日、年末年始防災体験ツアーは予約制。空きがあれば予約なしで体験できる場合もあるが、事前の予約が確実
池袋防災館(豊島区)東日本大震災や長周期地震動など 5 種類の地震の揺れ、煙、消火など。毎週金曜日は午後 9 時まで開館毎月第 1 火曜日、第 3 火曜日とその翌日、年末年始団体は必ず予約。個人も、待ち時間を避けるため予約が勧められている
立川防災館(立川市)地震(2026 年 3 月にリニューアル)、煙、救出救助、消火、応急救護、VR など毎週木曜日・第 3 金曜日、年末年始団体や 10 名以上は事前の予約

体験には対象年齢があるものがあります(たとえば本所防災館の地震体験は満 3 歳以上、消火体験は小学 3 年生以上)。本所・池袋の体験ツアーの案内は日本語のみで、日本語に不安がある人は通訳の同行が求められています。池袋防災館には「やさしい日本語」での体験もあります。

同じ東京消防庁の消防博物館(新宿区)は、入館無料で、個人の見学に予約は要りません(休館日は毎週月曜日など)。江戸から現代までの消防の歴史を展示しています。

関西

  • 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(神戸市):1995 年 1 月 17 日の地震の瞬間を映像と音響で表す「1.17 シアター」などで、震災を伝えています。開館 9:30〜17:30(入館は 16:30 まで)、休館日は毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日)。入館料は大人 650 円で、高校生以下は無料、毎月 17 日は入館無料です。展示の一部は英語・中国語・韓国語などに対応しています。
  • 大阪市立阿倍野防災センター(あべのタスカル)(大阪市):入館無料。ツアー形式で、消火・煙・津波避難・救助・救護などを学べます。予約がないと長く待つことや体験できないことがあるので、事前の電話予約が求められています。なお、起震装置の更新工事のため、令和 7 年 10 月から令和 9 年 3 月まで「震度 7 体験」のコーナーは休止しています。

中部・関東のほかの施設

  • 名古屋市港防災センター(名古屋市):入場・体験無料。開館は午前 9 時 30 分から午後 4 時 30 分。地震体験室、3D シアター(伊勢湾台風・南海トラフの津波)、煙の避難体験などがあり、外国語の施設ガイドもあります。10 名以上の団体は予約が必要です。
  • 横浜市民防災センター(横浜市神奈川区):地震の揺れ、初期消火、煙からの避難、災害の疑似体験などができます(横浜市)。2026 年 11 月 6 日時点で、施設のホームページはメンテナンス中でした。利用の前に横浜市の案内や電話で確かめてください。

震災を伝える施設

  • 東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町):展示の入館料は大人 600 円、小中高 300 円。語り部の講話が 1 日 4 回あり、多言語に対応したコメンタリーガイドがあります。
  • 3.11 伝承ロード:国土交通省東北地方整備局のページで、東日本大震災の教訓を伝える「震災伝承施設」の一覧と地図を見られます。旅行や帰省のときに立ち寄る先を探せます。

行く前に(このサイトからの提案)

  • 開館日・予約・体験の対象年齢を、公式のページで確かめる。休日は混むので、平日や朝の時間が狙い目。
  • 体験したことを、家で話し合う。地震の揺れの強さ、煙の中の見えにくさを体験したあとは、家具の固定や避難経路の話がしやすくなります。
  • 消火器や応急手当は、繰り返さないと忘れます。地域の防災訓練や救命講習(「救命講習の探し方」)と組み合わせましょう。

英語版には、外国から来た人向けに同じ施設を紹介した記事があります:Disaster learning centers in Japan you can visit。

ふだんは

休日に家族で防災館に行き、地震の揺れと煙の中の避難を一度体験しておきましょう。予約と休館日は公式のページで。

もしもの時は

一度体験した揺れや煙の記憶は、本当の災害のときに体を動かす助けになります。

出典と調べた日

誤りを見つけたら、お問い合わせの種類「記事の誤りの連絡」でお知らせください。確かめて直し、更新履歴に記録します。