旅行・出張先で災害に遭ったら|観光庁の「Safety tips」、宿で非常口を2か所歩く、海辺では警報を待たない、計画運休
旅行や出張の先で災害に遭うと、土地勘も、いつもの備えもありません。この記事では、観光庁と気象庁、国土交通省の資料から、旅先で身を守るために、出発前・宿に着いたら・揺れたら・列車が止まったら、にすることをまとめます。
出発前:情報を受け取る準備
観光庁が監修する災害時の情報アプリ「Safety tips」は、緊急地震速報、津波警報、気象の特別警報などをプッシュ型で通知できます。対応言語は 15 言語で、外国から来た家族や友人にも勧められます。行き先のハザードマップも、出発前に見ておきます(「住む場所を選ぶ前に見ること」で紹介している重ねるハザードマップが使えます)。
宿に着いたら:非常口を 2 か所、歩いて確かめる
観光庁のマニュアルは、宿泊客への案内の文例として、部屋に貼ってある避難経路図を見て、部屋から方向の違う非常口を 2 か所以上、実際に歩いて確かめるよう示しています。災害のときはエレベーターを使わないことも、案内の例に入っています。
海の近くで揺れたら:警報を待たない
気象庁は、津波警報・注意報を地震からおよそ 3 分を目標に発表し、1 秒でも早く出す必要があるとしています。海辺で強い揺れや長くゆっくりした揺れを感じたら、警報を待たずに、海から離れて高い場所へ避難します。津波警報が出ている間は、絶対に戻ってはいけません。詳しくは「津波警報・注意報と避難」へ。
台風で列車が止まる:計画運休
国土交通省は、大型の台風が近づくときなどには、路線の特性に応じて計画運休が必要だと考えられるとしています。列車が駅と駅の間で止まったり、駅が混乱したりするのを防ぐためです。運転の再開は点検で安全が確かめられた後になり、鉄道会社には再開の見込みをできるだけ具体的に知らせることが求められています。台風の予報が出たら、移動の予定を前倒しするか、宿の延泊を考えます(このサイトからの提案。「台風・大雨が近づく前に」)。
旅先の持ち物(このサイトからの提案)
- モバイルバッテリー、小銭、常備薬、携帯トイレ、ヘッドライト
- 家族の連絡先を書いた紙(スマートフォンの電池が切れても連絡できるように)
- 泊まる宿の名前と住所のメモ
英語版の記事は「If a disaster hits while you travel in Japan」です。
ふだんは
旅行の前に、行き先のハザードマップを見て、宿の場所が浸水や津波の想定区域に入っていないか確かめましょう。
もしもの時は
宿に着いたら非常口を2か所歩いて確かめます。海辺で強く揺れたら、警報を待たずに高い場所へ逃げます。
出典と調べた日
- 観光庁「訪日外国人旅行者用災害時に役立つツール」 (2026-11-06 に確認)
- 観光庁「自然災害発生時の訪日外国人旅行者への初動対応マニュアル策定ガイドライン」(PDF) (2026-11-06 に確認)
- 気象庁「津波警報・注意報の発表と解除」 (2026-11-06 に確認)
- 気象庁「津波から身を守るために」 (2026-11-06 に確認)
- 国土交通省「鉄道の計画運休の実施についての取りまとめ」(PDF) (2026-11-06 に確認)