家族の防災会議|連絡手段を複数、はぐれたときの集合場所、171の体験日で練習(首相官邸・東京都)
災害は、家族がばらばらの場所にいるときに起きるかもしれません。首相官邸は、日ごろから安否確認の方法や集合場所などを、前もって話し合っておくよう呼びかけています。令和 8 年版の防災白書によると、家族や身近な人と自然災害への対処を話し合ったことがない人は全体の 35.1% で、その理由は「話し合うきっかけがなかったから」が 56.7% と最も多くなっていました。この記事を、そのきっかけに使ってください。
1. 連絡の手段を複数決める
- 災害用伝言ダイヤル(171):局番なしの 171 に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族が再生できます(首相官邸)。使い方は「災害用伝言ダイヤル(171)とweb171の使い方」へ。
- メッセージアプリや SNS:171 と組み合わせ、どれを先に使うかを決めておきます。
- 公衆電話:東京都は、公衆電話で必要な小銭を財布に一定量残しておくよう勧めています。
- 電話番号を覚える:東京都は、子どもに電話番号を暗記させておこうと呼びかけています。携帯電話の電池が切れても、番号を覚えていれば連絡できます。
2. 集合場所を決める
東京都の防災ブックの巻末には、「一時集合場所」と「はぐれたときの集合場所」を書く欄があります。避難場所とは別に、家族がはぐれたときに落ち合う場所を決め、全員が行き方を知っているか確かめます。東京都は、発災後はむやみに移動しないことも呼びかけています。集合場所に向かうのは、安全が確かめられてからです。
3. 家族それぞれの「いつもの場所」で考える
平日の昼、夜、休日に、家族それぞれがどこにいることが多いかを書き出します。学校や保育所が子どもをどう引き渡すか(「子どもの防災」)、職場で待機するか(「職場の備蓄と帰宅困難者」)、離れて暮らす親に誰が連絡するか、を決めます。
4. 紙に書いて、練習する
決めたことは紙に書いて、財布や子どものかばんに入れます。171 には体験利用の日があり、毎月 1 日と 15 日、正月三が日、防災とボランティア週間(1 月 15〜21 日)、防災週間(8 月 30 日〜9 月 5 日)に試せます(首相官邸)。家族で実際に伝言を入れて聞いてみると、操作を覚えられます。
話し合うことのチェック(このサイトからの提案)
| 決めること | 例 |
|---|---|
| 連絡の順番 | まずメッセージアプリ、つながらなければ 171 |
| 集合場所 | 一時集合場所、はぐれたときの場所 |
| 避難する場所と道 | ハザードマップで確かめた避難場所 |
| 子ども・高齢の家族 | 誰が迎えに行くか、誰が電話するか |
| 見直す日 | 171 の体験利用の日に合わせる |
防災の全体の順番は「防災の始め方」へ。英語版の記事は「Make a family emergency plan」です。
ふだんは
次の1日か15日に、家族で171に伝言を入れて聞いてみましょう。決めたことは紙に書いて財布へ。
もしもの時は
揺れがおさまったら、決めた順番で連絡します。発災直後はむやみに移動せず、安全を確かめてから集合場所へ向かいます。
出典と調べた日
- 首相官邸「災害への備え 事前にできること」(防災の手引き) (2026-11-06 に確認)
- 東京都「東京くらし防災」(PDF) (2026-11-06 に確認)
- 防災庁「令和8年版 防災白書」第1部第1章第1節 (2026-11-06 に確認)