冬の家の備え|給湯器は冬はプラグを抜かない、結露は湿度40〜60%と換気、居間や脱衣所が18℃未満だと熱め入浴が約1.7倍(国交省ほか)

冬の家には、凍る、結露する、寒すぎる、という 3 つの困りごとがあります。この記事では、自治体・国民生活センター・東京都・厚生労働省・国土交通省の資料から、給湯器の凍結、結露とカビ、断熱と健康の関係をまとめます。水道管の凍結は「水道管の凍結を防ぐ」へ。

給湯器の凍結

  • 仙台市ガス局は、ガス給湯器の電源プラグや凍結予防ヒーターを抜かない、浴槽の水をためておく、などの対策を呼びかけています。
  • 一方、新潟市消防局は、凍結のおそれがない季節は電源プラグをコンセントから抜くよう呼びかけ、設置から 10 年たったものは交換を勧めています。冬は抜かない、凍らない季節は抜く、と季節で分けて考えます。
  • 寒い地域では、水抜きが基本です。札幌市水道局は、水道の凍結防止には「水抜き栓」による水道管の水抜きが効果的だとしています。

「無料点検」に注意

国民生活センターによると、給湯器の点検をきっかけにした契約の相談は 2023 年度に入って急に増え、前年度の同じ時期の約 3 倍になりました。契約した人の 7 割以上が 70 歳以上です。国民生活センターは、その場では契約せず、十分に比較・検討するよう呼びかけています。困ったら消費者ホットライン 188 へ(このサイトからの提案)。

結露とカビ

  • 厚生労働省は、カビ対策の基本は結露を防ぐことと清掃だとしています。ファンヒーターのような開放型のストーブは、水分を多く出します。
  • 壁際や押し入れに家具や布団を密着させると、その裏側の温度が下がり、結露が増えます(厚生労働省)。
  • 東京都は、湿度は 40〜60% の範囲に収め、過度な加湿や除湿は避けるよう勧めています。開放型のストーブは燃焼で水蒸気を出すので、通常は加湿の必要がないとしています。
  • 東京都は、暖房しているときも、1 時間に 2〜3 分程度、窓を開けるよう勧めています。浴室や台所の換気が足りないと、湿度が下がらず結露が起きやすくなります。

開放型の暖房器具の換気と一酸化炭素については「ストーブ・暖房器具の火災を防ぐ」も見てください。

断熱は、健康の備えでもある

国土交通省の調査によると、冬の平均室温は、在宅中の居間が 16.7℃でした。室温が 12℃未満の住宅では、18℃以上の住宅に比べて心電図に異常がある人が 2.2 倍、居間や脱衣所が 18℃未満だと熱め(42℃以上)の入浴が約 1.7 倍に増えていました。断熱改修のあとには、起床時の最高血圧が下がっていました。国土交通省の資料は、世界保健機関(WHO)が冬の室温 18℃以上を強く勧告していることも紹介しています。

国土交通省の講習テキストによると、冬に暖房した家から逃げる熱の 48% は窓などの開口部からでした(平成 4 年の省エネ基準の家の計算例)。窓の断熱は、国や自治体の補助の対象になることがあります。補助は年度ごとに条件が変わるので、使うときは国や自治体の最新の案内を確かめてください。

寒い家での入浴事故は「冬の入浴事故(ヒートショック)を防ぐ」、低体温症は「低体温症と凍傷」へ。

ふだんは

押し入れや壁際の家具を、壁から少し離して置いてみましょう。結露とカビを減らせます。

もしもの時は

給湯器が凍ったら、無理に動かさず、説明書に従うか、ガス事業者などに相談します。突然の「無料点検」の訪問では契約しません。

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