土のう・水のう・止水板で浸水を防ぐ|ごみ袋を二重に半分の水、土のうは6〜7割で互い違いに、守れるのは浅い浸水まで

大雨のとき、玄関や地下の入り口から水が入るのを防ぐ道具が、土のう・水のう・止水板です。ただし、名古屋市はこうした簡易な水防の工法を、あくまで小規模な水災で、水深の浅い初期の段階で行うものだとし、危険を感じる前に早めに避難するよう呼びかけています。この記事では、自治体と国土交通省の資料から、作り方・置き方と限界をまとめます。

水のう:家にある物で作る

  • 名古屋市:40 リットル程度のごみ袋を二重にして、中に半分程度の水を入れて閉めます。
  • 東京都下水道局:段ボール箱と一緒に使うと強度が増し、水深の浅い浸水を軽くできます。
  • 川崎市:水位が高くなると水のう自体が浮いてしまうので、別に重りを入れるなどすると安心です。

土のう:詰め方と積み方(川崎市)

  • 砂の量は土のう袋の 6〜7 割(16kg 程度)が目安です。
  • 1 段では効果が足りないので 2 段以上にし、上下の段のつなぎ目が互い違いになるように積みます。上の段の重みで隙間が埋まり、水を止める効果が高まります。

土のうの配布の有無や場所は市区町村で違います。雨の季節の前に確かめておきます。

止水板

止水板は、出入口に取り付けて水の侵入を防ぐ板です。設置の費用を補助する市区町村もあります。たとえば東京都江戸川区は、設置費用の 2 分の 1(上限 50 万円)を助成しています(区の承認通知書を受け取る前に設置に着手(契約)すると対象外。令和 8 年度の申込期限は令和 8 年 12 月 25 日)。お住まいの市区町村で確かめてください。

地下室・半地下は特に危ない

  • 東京都下水道局は、水の圧力で半地下や地下のドアは開きにくくなり危険なので、浸水のおそれがあるときは半地下などに入らないよう呼びかけています。
  • 国土交通省の地下空間の浸水対策のガイドラインは、ドアが開かなくなる水深を、外開きの扉で 26cm、内開きの扉で 47cm と示しています。
  • 下水道からの逆流には、逆流防止弁の付いたポンプ施設が有効だと、東京都下水道局は説明しています。

使う前に知っておくこと(このサイトからの提案)

  • 土のうや水のうは、時間をかせぐための道具です。浸水が深くなりそうなら、ためらわず避難します(「警戒レベルと避難情報」)。
  • 水のうに使うごみ袋と段ボール箱を、雨の季節の前に玄関の近くにまとめておく。
  • 大雨の中で外に出て土のうを積まない。雨が強くなる前に済ませる(「台風・大雨が近づく前に」)。

ふだんは

水のうに使える厚手のごみ袋と段ボール箱を、雨の季節の前に玄関の近くにまとめておきましょう。

もしもの時は

浸水が深くなりそうなら、土のうを積むより避難を優先します。地下室や半地下には入りません。

出典と調べた日

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